【俺の電子遊戯】第8回 時代が求めた16-BIT「メガドライブ」がやってきた!

“73年生まれ。インベーダーが日本中を侵略した頃、小学生だった筆者の目に映ったビデオゲームは間違いなく「未来へのパスポート」だった。その魅力に取り憑かれ、気づけば不惑の40代となったオッサンが、ビデオゲームと共に過ごした30年を語る連載。前回の記事はこちら。”

人生の岐路に立ってみた

1988年の春、地元の高校に進学した私は、将来についての猶予期間を与えられただけだなと、期待に胸膨らます高校生活への突入という感じではなかった。中学生時代、学校での勉強が特に好きだったわけでもなく、好きなモノと言えば、ビデオゲームおニャン子クラブプロ野球、プロレス、各種スポーツ、ラジオの深夜放送ぐらいだった。その中で職業的に意識したものは、ラジオの深夜放送で、時折聞く「放送作家」という職業。ラジオ番組のネタ投稿コーナーにハガキを出し、採用されていた常連投稿者が、ラジオ番組やテレビのバラエティ番組の制作に携わる「放送作家」という職業があると知るが、どうやったらその職に就けるのか、田舎の中学生にその謎は解けず、周囲の「高校ぐらいは出ておけ」という言葉に諭され進学したのであった。

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